自己イメージ

愛情深く、優しく、搾取されやすくていつも泣いている。

というのは、ときどき私の自己イメージである。現実とはおそらく一致していないが…

 

私はわりと簡単にセックスする。他人と比較もしてないけれど、付き合っていない人とすることもあるし。それは軽薄だからではなくて、あげられるものが何もないのでせめてできることをしてあげようとするから。

それは、そこらの男は、無責任にやれる相手を歓迎するものだから、私だけ心身ともに傷つく結果に終わる。ひとに相談するなどの手段をとるのも容易ではない。完全に秘密にしていることが多いし…というより過去全てのケースでそうだったな。関係が公知になれば、責任が生じてしまうもんね。

抱きしめて、なでて、あなたを愛していると言う。とても大事よと。

相手にとっては必要ではないのだろう。私は、親しい…セックスをするくらいに…人に抱きしめられて、愛している、大事だ、と言われるのは、とても重要なことだと思うが。ちなみにセックスは特に好きではない。特に上手な人とも縁がないし。本人が自信ありげだったら、傷つけないようにはするが、それだけである。

 

というわけで、T...を私の世界から消そうかと考えている。T...は、ここ1年ほどホテルに行くなどしている相手なのだが…。本人曰く生育環境に問題があって、態度が奇妙なのだというが、やはり、私は、軽視され、搾取されているにすぎないのだと思う。何があったというわけではないが、私に想像できる彼の痛みよりも、自分の痛みの方が大きくなって無視できないのだ。

 

傷ついていないか、怯えていないか、いつも気にかけてくれる誰かが、どうかあらわれないものか。