ガイアの夜明け 医師の過労問題感想

どんよりする医師の過労のドキュメンタリーをみた。途中まで。

医師は働きすぎて過労死がバンバン出てる。

医師の数は足りてない。

そこで出てくる解決策が、医者の一人が開発した内輪のlineっぽいアプリで医師同士連絡を取れるようにして助け合うとかいうのでがっくりした。。。

 

医師の数が足りないと言いながら意欲能力のある女を差別して医大にすら入学させないし

金がないといいながら謎の加計学園やら差別大好き医科大学に流れるお金はたくさんあるし、当の医師会って自民党と仲良しで献金もしてるし、ガイアの夜明けで不特定多数の人に何を呼びかけたかったのかよくわからなかった。

アプリあるから医者増やさなくていいよ!報酬が希釈したら嫌だから!

ってことではもちろんありませんよね…

 

ようは、医師会の自治ってないの?と思った。医業独占の裏返しの広範な責任を、医師個人は過剰なくらい自覚しているのに、医師会は…?

 

上から下まで大小あらゆる組織で自治が難しくなっているように思う。

自治よりも権力追従のほうをみな選びたがる、責任から遠いし、その違いが分かるのは随分先になるからだろう。

アメリカ映画で、隕石が落ちてきたりするとき、なぜか米軍をすっ飛ばしてそこらの私人(お父さん!)が命をかける展開になる。私はその映画を見てないけど、その現象を指してセカイ系の一種だと言った人がいた。

セカイ系の物語は、現実を侵食しつつあるのかも。だって、人間が構成する社会は、人間の精神からしか生まれてこないのだから…